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ソーラーパネルを載せるメリット 開発状況は

EV(電気自動車)が必要とするエネルギー量と、市販のソーラーパネルの発電量を比較すると、太陽光でEVを走らせるのは非現実的であるとすぐに気付くだろう。

【画像】太陽光発電で走れるクルマ【新興企業のプロトタイプや超小型EV、トヨタのPHEVを写真で見る】 全54枚

それでも、このアイデアは古くから試みられており、1955年ゼネラルモーターズの「サンモービル(Sunmobile)」までさかのぼることができる。しかし、いくら魅力的なアイデアとはいえ、一般的なEVの外装の面積から発生する数百ワット程度の電力では、短距離を走ることすらままならない。

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アプトのソーラーパネルを搭載したフォルクスワーゲンID.Buzz    アプト

だが、EVにソーラーパネルを設置することは、2つの理由から検討する価値があると思う。1つは、クルマは駆動系以外のエネルギー使用量が多く、1kWの発電が可能なシステムであれば、エアコンや暖房の消耗を相殺できるということ。

2つ目は、太陽が出ている間は発電が止まることはないため、数ワットでも電力を蓄積できるということ。晴れた日には、1kWのシステムで、ドライバーオフィスで働いている間に約48kmの航続距離を稼ぐことができる。

ドイツチューニング会社であるアプトは、フォルクスワーゲンID.Buzz向けのシステムを開発した。ミニバンの長いルーフは、太陽の光を吸収するのに適した場所だ。アプトのシステムは0.6kWを発電し、年間およそ3000km分の航続距離をまかなえると見込まれている。屋外レジャーで使うことを想定すれば、アクセサリーの駆動に役立つ量といえるだろう。車体側面用のサイドパネルも開発中で、最大1kWの出力が期待される。

ソーラーパネルとEVの融合は、いまや本格的な取り組みになっている。トヨタの新型プリウスPHEVにはソーラールーフのオプションがあり、年間で最大1250km分の電力を得られるという。オランダライトイヤー社は、最近の経営難を乗り越え、手頃な価格のソーラーEVを生産しようとしている。

また、ドイツのソノ・モーターズ社は、資金不足のため自社のソーラーEV「サイオンSion)」の発売には至らなかったが、他社のEV用ソーラーパネルの開発を専門に手掛けている。3月には、「世界10大自動車メーカーの1つ」と契約を交わしたという。

ソノ・モーターズ社は、特に都市生活者にとって魅力的な技術であるとし、路上駐車や公共充電施設を使えない人々の不安を解消することができると考えている。

同社は、乗用車からトラックやバスに至るまで、あらゆる車両にソーラーシステムを搭載する。40トンの大型貨物車の冷凍トレーラー132平方メートルのパネルを取り付けると、冷却システムの年間エネルギー消費の50%をまかなえるそうだ。

また、太陽電池をポリマーに組み込む独自の技術を開発し、自動車の外装に使用できるとしている(サイオンプロトタイプにも見られる)。

ソーラーパネルを自動車に搭載するには、コストの大きさや費用対効果の低さがネックになるが、世界的に太陽光発電が普及しつつあることで、価格が下がり、また技術の向上によって発電量も上がっている。

バッテリー技術が飛躍的に向上していることを考えると、そう遠くない未来、ソーラーパネルを搭載した自動車が普及することは想像に難くない。注目の分野だ。

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「EVにソーラーパネル」は現実的か 太陽光発電をクルマに活用する方法

(出典 news.nicovideo.jp)

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<記事コメント>

私はEVにソーラーパネルを設置することが現実的だと考えています。ただ、現状の技術ではまだ十分な出力を得ることができないため、もう少し研究が必要だと思います。

<このニュースへのネットの反応>

駐車してるときに折りたたみ式のソーラーパネルをヨットの帆のように広げて充電できるようにしたらどうか。

EVセダン1両を充電するのに最低でも家一軒分の屋根面積は必要だった気が… まだ太陽電池の性能が低かった20数年前、色んなメーカーから『車両の屋根部分にソーラーセル仕込む』提案がなされ実車に装備されたけど、結局『バッテリーの放置消耗分すら賄えない』のが丸分かりとなって消えていった …技術革新進んだとはいえ、今でも『車両一台分のEVセルを充電する』には力不足だよ

焼け石に水って諺がヨーロッパには無いようだな

こんな充電装置を背負ってたらその重量で走るほどに損失が出るわ。このパネルをはずして家に置き、そこで充電した方がマシ。

TOKIOの『だん吉』かな? あれって撮影前にケーブルで充電してから走行していたらしいけどね。まぁあんなポン付けしただけのパネル一枚で足りるわけがないし。今の技術でも天板どころか外装を全部ソーラーパネルにしたって実用には堪えないだろうに。絵に描いた餅はどんなに美味そうに見えても食えなきゃ意味が無いよ。

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